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初めてコンタクトレンズを入れたときに感じた世界の明るさは、今も覚えている。

小学生のころから近視が始まり、中学生になって電車通学を始めたころからは乱視もひどくなった。
揺れる車内で、始発から終点まで一心不乱に真田太平記とか読んでれば、まあそうなるよね(汗)
メガネが嫌で、授業中などはなるべくかけないようにしてたけど、有隣堂で漫画を探すときはかける、
というよく分からないメガネの使い方をしていた。

高校生になるといよいよ裸眼では見えづらくなり、卒業と同時に運転免許を取ろうとしたら、
規定の矯正視力がなんとメガネをかけても満たされていないことが分かった。
裸眼視力が良い人が心底羨ましかった。

眼科で相談したら、即コンタクト使用を提案された。
ちょっと・・・眼球に直接レンズ置くってどゆこと???(゚Д゚)コエーヨ
と思いつつ、お医者の前で何度か練習。
さほど苦労もせず使えることが分かって、帰宅後さっそくレンズを入れてみた。

夕暮れ時だった。と思う。
でもそのとき感じた明るさは、夕暮れのそれではなかった気がする。
ななめに射す陽の光が、庭の木や隣の家の屋根や遠くの果樹園を照らしていた。
残照に染まらない白い雲が東の空に浮かんでいて、何だか吹いている風まで見えるような気がした。
世界ってこんなに明るかったんだ!
頬に手をやり、うっとうしいメガネが顔を覆っていないことを何度も確かめた。嬉しかった。


そんなコンタクト初体験の思い出。

最近、強制的に体力を増強しなければならなくなり、朝夕と軽くジョギングをしている。
夕方はともかく、朝は、明け方4時半ごろに寝起きで出発するので、コンタクトは入れずに
メガネで走っている。

折り返し地点に大きな広場がある。
すぐ下を流れる川から、涼しい風が吹いてくる。
走るのをやめて、柔軟体操したりストレッチしたり。
汗でメガネがズレるので、そのときだけ外す。
すると、周りの景色が一気に輪郭をなくして、ぼんやりとし始める。
薄暗い木陰とその向こうの明けてくる空の色が混じりあい、やわらかな雲の色だけがなぜかよく見える。
そのまま走り出したら、空に落ちそうだ、と思う。
視力がおぼつかないと、聴力が良くなるのだろうか。
さっきまで、気にしていなかった音がよく聞こえるようになるのが不思議。


自分が見たくないものを目の前にするとき、わざと裸眼で向き合うことがある。
見えてないのだから、この世に存在しないのと同じ。
そうやってモノやヒトをこっそり見えなくしてるときが、実はけっこうある。

だけど、こんな朝のきれいな景色をわざと見えなくするのも、ちょっと楽しいことに気づいた。

視力の良い人が羨ましいと思う気持ちは変わらない。
でも、そういう人には分からない感覚だろうなと思う。

さてさて、モノの輪郭を取り戻す前に。
腿上げ、あともう100回!!!!!
2013.06.25 Tue l ヒトリゴト l コメント (0) l top

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