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長い間、病気治療をしていた職場の先輩が亡くなった。
まだ30代だ。

暑さを通り越したら職場に復帰できると、新しいスーツまで用意していた先輩。
お見舞いに行った人たちが「良くなってきている」と口をそろえて言っていたのに。

背が高くてがっちりしていて、昼休みに汗びっしょりになってランニングしていたころの
先輩しか記憶にない。

昨日、先輩を乗せた車が私たちの会社のまえを通ってくれた。
社長もみんな出てきて、彼の見送りをした。

以前、私の直属の上司が不慮の事故死を遂げたときもそうだったのだが、
悲しい、という気持ちよりも、「どうして?」という思いばかりがつのる。
誰にも答えることのできない思い。
あんなに元気だったのに。
戻ってくるって言ってたのに。
どうして?

本当の悲しさは、もっとずっと後になって、やってくるのだろう。

先輩は今日、荼毘にふされ、空に還ってゆく。
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2009.07.29 Wed l ヒトリゴト l コメント (0) l top